かんたん歴史

孫子の兵法とは

今回、孫子の兵法についての記事を書こうと思ったのは、私自身の興味本位からです。

もともとは三国志(好きになったのは三國無双というゲームがきっかけです)が好きで、特に諸葛孔明が大好きでした。

三国志が好きだったTAIJIは関連しているものに目を通すようになります。

そこで出会ったのが「孫子の兵法」でした。

その孫子の兵法とはどういったものかをこちらでまとめます。

孫子の兵法を書いた人は孫武

孫武とは

孫子の兵法をこの世に残した人は「孫武(ソンブ)」といいます。

孫武は春秋時代の武将でありながら軍事思想家としても有名です。

春秋時代とは今から約2500年前。

中国で戦が絶えなかった時代のことです。

孫武は戦争はすごく重要なもので、可能な限り戦わずして勝ち、短期決戦に持ち込む。

戦争が国に疲弊をもたらすことを知っていた孫武はそれを常に考えていました。

そして出来上がった兵法書が孫子の兵法なのです。

孫武が書いたのになぜ孫子?

孫武が書いた兵法書は「孫子の兵法」と呼ばれています。

孫武が書いたのなら、孫武の兵法と呼ばれるのが一般的だと思うのですが、不思議です。

その答えとしては、「子」という文字が持つ意味にありました。

「子」は今でいう「先生」に近いニュアンスがあります。

1つの尊称とされており、中国の思想家で孟子、孔子なども有名です。

今でいう政治家を先生と呼ぶことと同じように、孫先生と呼ばれていました。

その孫先生が書いた兵法書なので、孫子の兵法と言われています。

孫子の兵法の構成

どんな内容が書かれているか

孫子の兵法は前でご紹介したように、出来るだけ被害を出さずに戦争に勝つという事が念頭にあります。

その為にどうすると良いのかを孫子なりに考えたのが1つにまとまっています。

例えば、ここが私が好きなポイントの1つなのですが、孫子の兵法の初めに計篇という章があります。

これは本当に戦争をしても良いのかどうかを決断する前に、考えるべきことに書かれています。

兵法書と言われるものは、いかにして戦争に勝つかについて書かれていますが、この孫子の兵法は、勝つというより、社会そのものをよくするために書かれている。

そんな感じがします。

では、実際に孫子の兵法にはどんなことが書かれているのかを次の項目でご紹介します。

孫子の兵法のカテゴリ紹介

孫子の兵法にはいかに良い結果で勝つかが様々な項目でまとめられています。

どんなカテゴリに分かれているのかをご紹介します。

計篇

本でいう、「はじめに」にあたります。

戦争を行う前に、考えておくべきことについて書かれています。

本当に戦争をしても良いのか。

あえて、避けるべきなのか。

戦争で勝ったとしても、こちらの被害が大き過ぎては意味がありません。

そのあたりを判断するために、助言をしています。

作戦篇

戦争をすることになった上で、これからどのように作戦を立てれば良いのかについて書かれています。

謀攻篇

実際に戦闘して勝つ以外の方法をまとめています。

戦わずに勝つことよりも最高の結果はないと思います。

その方法をまとめた項目です。

軍形篇

攻撃・守備、それぞれの態勢についてです。

こういったシステムにすると良いといったことが書かれています。

軍勢篇

形篇であげた態勢によって、どれだけ攻める勢いがあるのかや、守りの固さなどの説明がされています。

実際に試すことなく、大体のパワーが判断できるので、効率としてはかなり良かったでしょう。

虚実篇

戦うことにおいて、どのようにして主導権を握るのかについて書かれています。

この虚実、相手の状況から自分が欲しい結果をいかに得るかがかなり的を得ています。

軍争篇

敵がどんな方向にいこうとしているのかを把握し、不利なできるだけ有利になるような方法を説いています。

不利なことも考え方と工夫次第でなんとかなることを教えられます。

九変篇

地形や、戦局に応じて臨機応変に対応する方法がかかれています。

現代社会でもどんどん状態は変わっていきます。

それにうまく対応できるように応用したいところです。

行軍篇

軍の進め方について、その注意点がまとめられています。

陣取りや、敵が今どんな状態にあるのかの判断に仕方まで書かれています。

地形篇

地形によって攻め方を変える必要性を説いています。

地形を利用することが重要であることが書かれています。

さらに、リーダーシップ論もここに書かれています。

九地篇

9個の地勢についてまとめてあります。

さらに、それぞれの地形にあった攻め方なども書かれています。

火攻篇

効果的な火攻めの進め方についてまとめてあります。

現代で火攻めをそのまま使うことはありませんが、ポイントを押さえ、小さな力で大きな結果を出す。

そんなことに応用できそうです。

用間篇

スパイのことに書かれています。

情報収集の重要性やその原則をまとめています。

まとめ

孫子の兵法について、簡単に紹介してみました。

2500年前に書かれた書類が現代まで語り継がれている。

ここまで残っているのは、それだけのパワーを持っているということだと思っています。

それを学び、自分に落とし込むことで、なにかしらこれから生きる糧になってくれるのではと考えています。

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