啓蟄とは 二十節気にまつわる話

啓蟄とは
「啓蟄」まずは読み方から。これは、「けいちつ」と読みます。
「啓」は開くという意味があり、
「蟄」は虫が土に閉じこもるという意味です。
雨水よりも春よりで、後半になるともう春だなぁと感じることが出来る季節です。
雨水の期間
期間はその年によって1日くらいずれてきますが大体3/6~3/20前後です。
啓蟄の特徴
この「啓蟄」は前の雨水と次の春分までの期間の事を指しています。冬眠をしていた虫が目を覚まして穴から出てくる。
そんな状況を描写しています。
『暦便覧』には
「陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出ればなり」
と書かれています。

啓蟄の間に起こる事柄
雨が降りやすい時期でもあり、1度雨が降るごとに気温が徐々に上がっていく季節です。啓蟄に入る時期はまだまだ寒いですが、終わりがけになると大分暖かくなっています。
このころに今年初めての雷がなるのですが、
その雷の事を「虫だしの雷」というそうです。
いままで冬眠していた虫が動き出したことを知らせる雷と昔の人は考えていたのです。
啓蟄の別名?!驚蟄?!
「驚蟄」これは「きょうちつ」と呼びます。もともと、二十四節気は中国の文化から来たもので、もともとは啓蟄にしようと考えられていたのですが、その頃の漢王朝の偉い人の諱が「啓」だったそうで、畏れ多いことから同じような音の「驚」にしたそうです。
ちなみに、この諱とは実名や死んだ後の戒名のようなもので、それが「啓」だったらしいです。
そして、漢王朝が終わり、唐になってからは「啓」を気にする必要がなくなり、
漢時代の「驚」から「啓」に戻したそうです。
啓蟄の期間で全国的にある行事
ホワイトデー春のお彼岸
コメントを残す