「春日大社」赤い基調の神社として、印象が強いです。
ご利益は「縁結び」や「夫婦円満」というのが有名ですね。
今回は全国にある春日大社の総本山にあたる奈良県奈良市にある春日大社の歴史を簡単にまとめています。
どんな経緯で建てられたか。
誰が建てたか。
知って得する豆知識もご紹介します。
このページのもくじ
春日大社建設の歴史
春日大社の始まりは710年
春日大社の始まりは、710年と言われています。
ただ、しっかりとした神社の形になったのは、もう少し後の768年になります。
春日大社の始まりは、710年だと言われていますが、その理由として、神様を三笠山(みかさやま)に祀ったのがその年だったからです。
三笠山は、御蓋山や春日山と呼ばれています。
春日大社を建てたのは中臣氏
春日大社のきっかけを作ったのが、中臣氏です。
後に、藤原氏となる豪族で、古来より神事・祭祀を行っていました。
その中臣氏が神様がいなかった三笠山に神様をお連れしたのが710年でした。
平城京の守り神として、氏神様を祀った
710年に神様を三笠山にお連れしたことが春日大社の始まりとされていますが、その理由が、平城京を守るためです。
「何と立派な平城京」と言われるように、天智天皇が唐の長安をモデルに奈良に都を作り、その平城京を守る山として、三笠山に神様を祀りました。
その、神様というのが、藤原氏の守り神や一族の祖先として崇められていた氏神様でした。
さらに、その神様を「春日の神」と呼んでいたそうです。
ちなみに、その氏神様のことを、「武甕槌命(たけみかずちのみこと)」といい、元々は茨城県の鹿島神宮にいたそうです。
建築後の出来事
「春日大社」という名前が付いたのは最近のこと
春日大社の歴史を簡単にまとめてみましたが、この春日大社と呼ばれるようになったのは、まだ最近のことだったのです。
「1946年(昭和21年)12月現在の春日大社に改称」
こういった記録を見つけました。
それまでは、「春日神社」と呼ばれていたそうですが、昭和21年を期に「春日大社」と定められました。
古都奈良の文化財としてユネスコに登録
春日大社はユネスコの世界遺産に登録されているのをご存知ですか?
古くから存在する神社、さらに複数ある春日大社の総本山というところから、ユネスコに認められました。
登録されたのは平成10年12月とまだ最近のことです。
加えて、世界遺産に登録されているのは春日大社だけではありません。
春日山の原生林という、春日大社を囲む環境すべてが世界遺産に登録されています。
知って得する春日大社の豆知識
奈良県の春日大社が全国春日神社の総本社
春日神社と検索すると、すごくたくさんの春日神社がヒットしてきます。
調べてみたところ、春日大社系の神社は全国に1000社以上あるそうです。
春日大社の歴史をみると、古くから伝わる故に信者が多くいます。
遠くから参拝に通うのが大変な参拝者が分社として通い易い場所に建設し、それを繰り返し現代では1000社以上になっています。
式年造替は20年に1度
少し前、伊勢神宮の式年遷宮がニュースになっていました。
この、式年遷宮というのは神様がお引越しすることをさしています。
しかし、この式年造替は、引っ越しではありません。
神様の場所は変わることなく、本殿の位置はそのままで、建て替えたり修復したりしています。
毎年2000以上の祭りが行われているらしい
2000以上と言われていますが、申し訳ないことに何が行われているかまではわかりませんでした。
しかし、簡単に分かっただけでも60以上はありました。
毎月1日、11日、21日には旬祭といわれるものが行われ、公式ホームページによると、毎月3~5回は大々的な催し事が行われているそうです。
参拝の際は、何かしら行われている確率が多そうですね。
春日大社の特集ページ
奈良県の観光キャンペーンとして、春日大社の特集が組まれていたのでご紹介します。
まとめ
春日大社の歴史は古く、始まりは710年。
平城京が出来た時と同じ時代に始まりました。
実際、神社の形になったのは768年と言われています。
春日大社の始まりは、平城京を守るためと、藤原氏の氏神様を祀るためです。
その後、多くの信者を得て分社し、今では1000社以上まで分かれており、各地で信仰を得ています。
平成10年にはユネスコに登録され、人気は国内だけに留まらず、世界的に有名になっています。
宿題に役立ちました。ありがとうございます♡
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